
自殺したいという考えを持つ原因は、様々な要因が関係し複雑な事情がありますが、その原因の1つに体疾患もあります。自殺の原因の約半数が、健康問題による自殺」と言われています。これまでも、身体疾患が原因と考えられる自殺率が、最も多いです。
身体疾患が理由の自殺は、高齢者になる程高まっていると言われています。様々な疾患が自殺と関係がある事がわかっており、患者の抱える疾患の数が多いほど、自殺の危険性が増えると言われています。高齢化社会になっている日本では、身体疾患のある人に対する自殺対策は、早急に解決すべき課題とも言われています。
一般病院では、30%近くも自殺が起きている事が分かっており、特に悪性腫瘍と言われる癌患者に多いと言われています。癌患者の場合、身体の症状以外に、うつ病や絶望感といった精神症状が目立ち、自立性の喪失など様々な苦痛が関係して、自殺に踏み切ってしまうと考えられます。
自殺を希望することは、逆に、生きたいという気持ちがどこかにあり、死に対する恐怖から逃れるために、辛さや苦痛に耐えられないというアピールであると考えられています。海外では、末期がん患者には、医療関係者以外に、心理士などの精神的ケアを行う専門家が患者につくことで、末期癌患者の自殺死亡率が減ったという報告もあります。
肉体的なケアだけでなく、精神的なケアも行う事で、自殺にまで追い詰められずに、治療を受けていく事ができます。これまでの、生きたいと願いながらも、早死を選択した患者の気持ちを理解し、医療機関の制度を改める必要があります。