
自殺を防止するにあたり、自殺におけるいくつかの誤解を理解しておく必要があります。よく、死ぬと周りにいう人は自殺はしないと言われていますが、広く信じられている自殺の誤解です。自殺する人は、突然行動を起こす人もいますが、一般に自殺した人の80~90%の人は、何らかのサインを送っており、自殺の意思を誰かに伝えている事が分かっています。
また、自殺する危険が高い人は、死ぬ覚悟ができているので周囲の人が何を言っても遅いとも言われていますが、自殺しようとしている人は、悩んだ挙句に自殺という選択を選んでいます。その為、実際は自殺を行う前に平静な人はほとんどおらず、生きたいという気持ちも強く持っています。
自殺すると言っている人がいた場合は、どうせ実際にする事はないと軽くあしらうのではなく、何かあったのか、どうしたのかを優しく問い、冷静になるように気持ちを落ちつけてあげましょう。強く自殺を決意していたとしても、死んでほしく無いという思いを真剣に伝えれば、その思いは伝わります。
また、自殺の誤解で多くあるものに、自殺未遂した人は死ぬ気がないとも言われます。このような自殺の誤解は、本当に死ぬつもりなら、確実な方法を行うはずであると言われる為に生じています。
しかし、本気で死ぬつもりであっても、運よく命が助かる事は良くあることで、自殺未遂となってしまった人は、その後も繰り返し自殺をはかる事が分かっています。この為、自殺未遂という分かりやすい形で自殺のサインがあったの、周囲のサポートが足らず本当に命を落としてしまう人が大勢います。